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金庫の耐用年数

防犯対策
2019.1.15

金庫にも寿命がある!? 金庫の耐用年数

金庫とは、耐火性能と防盗性能を持っているものです。どのようなタイプのものでもある程度の火災や盗難から中にしまっているものを守ってくれます。その中に、耐火性能に優れたものと、防盗性能に優れたものとがあります。
前者を「耐火金庫」、後者を「防盗金庫」といい、一般家庭に流通しているのは主に「耐火金庫」となります。ここでは、耐火金庫の耐用年数や、耐火できる仕組み、防盗金庫との違いなどをご紹介します。

耐火金庫の耐用年数は20年

耐火金庫の耐用年数は20年

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会は、「耐火金庫の耐用年数を20年」と定めています。20年以上経過したものは、本来持っている耐火性能が劣化している可能性が高いため、耐火金庫としての役割を担えないリスクが高まります。万が一のときに金庫の中身が変質または焼失してしまうかもしれませんので、注意が必要です。耐用年数を計算するときに気を付けなくてはいけないのが「購入してから20年」ではないということです。耐火金庫の耐用年数は、「製造日」から起算します。
耐火金庫には、製造年月が記載されていますので、現時点で製造から何年経過しているか計算してみましょう。20年を過ぎていたら、買い替えの検討をおすすめします。
※設置環境や使用条件などによっては、耐火性能の低下が早くなる場合があります。

耐火金庫の仕組み

耐火金庫の仕組み

耐火金庫の壁内部は水分が含まれた「気泡コンクリート」が詰まっています。
火災が起こり、室内の温度や金庫の温度が急激に上昇したとしても、気泡コンクリートの中にある水分が、金庫内の温度を一定温度(177℃)以下に保つことで、金庫内の温度上昇を抑え、中に入っている物の変質や焼失を防ぐことができるのです。
しかし、製造から20年経ってしまうと、経年劣化によって、気泡コンクリート内の水分量の約20%以上が失われてしまいます。
つまり、この水分量の低下によって、耐火性能が損なわれてしまうため、「耐火金庫の耐用年数は20年」と定められているのです。

金庫は永遠に使えるものと勘違いされがちですが、このように、定められた耐用年数があり、時間の経過とともに耐火性能が低下していくものです。お使いの金庫の製造年月を確認してみましょう。もし製造から20年経っているのであれば、買い替えることを強くおすすめします。

耐火金庫と防盗金庫の違い

耐火金庫と防盗金庫の違い

金庫は本来、耐火性能と防盗性能を有しています。その中で耐火に優れたものを耐火金庫、防盗に優れたものを防盗金庫といいます。耐火金庫は前述の通り、気泡コンクリートを使い火災による変質や焼失を防ぐための金庫です。
それに対して防盗金庫は、耐火金庫のボディや錠前をより強くすることで、工具などによる「こじ開け」に対して強く設計された金庫です。ドリルやハンマーはもちろん、耐火性能も備えており、バーナーなどによるガス溶断にも耐えられます。
それぞれの違い(特性)を理解して、用途に合った金庫を選ぶようにすることが大切です。